にこにこ通信 149号 ~利用者さんたちの夏の成長~


 デイサービスセンターにこにこの利用者さんのこの夏の成長をご紹介します。

 ヒロさんは、新型コロナワクチンの接種を2回しました。1回目は特に何も副反応がなかったのですが、2回目は熱が出たり、嘔吐があったりして、自分で自分の体の変化に対応できなく周りの家族を叩いたり、つねったりなどして当たり散らしてしまったようですが、そんな経験の後から接種をきっかけに、今までできなかったマスクを着用できるようになりました。またお散歩のついでにスタッフと一緒に地域のごみ拾いができるようになったようです。

 夏といえば、子どもたちの大好きな虫取りですが、スタッフからもらったカブトムシをしばらく飼っていたハルちゃんとコウちゃんは、上手に飼うことが出来ないときは死んでしまうのだということを知り、山に返してあげるという決心をして、命の大切さを学んだようです。来年また会おうねとお別れをしたようです。

 ボールが苦手だったマオちゃんは、みんなが遊んでいるのを横で見ていて、自分でもやってみよう、何とか克服してみようと考えて、みんなと一緒にボウリングに参加できるようになりました。とても印象に残ったようでその体験談を作文に書いていました。

 6年生のハヤちゃんは、家でのお手伝いを頑張っているようで、皿洗いや洗濯物の取り込みとたたんで所定の場所にしまうというのが出来たらお小遣いがもらえるというのを頑張っているようです。

 アユくんは実習を終えたこともあって洗車のお手伝いと消毒用のペーパー折りを手伝ってもらっていますが、完成度がさらにアップしているということです。

 ひーくんは単独で行動することが多く、たくさんの人がいる場所は苦手という特性があるのですが、児童館のホールの一角に学校でもしてもらっているように段ボールで囲いを作って、クールダウンの場所を作り、効果的に利用することが出来るようになりました。

 この夏は、活動予定をカレンダーにして、保護者に配布し、メニューを選んで利用してもらうことも初めての試みとしてやってみました。

 工作では、ペットボトルロケット作り、塗り絵、パズルなど、おやつ作りでは、蒸しパン、パンケーキ、フルーツポンチ、スイートポテトパイ、、フルーツ白玉、かき氷と多彩なメニューを用意し子どもたちは自分たちで一緒に作りながら楽しむという体験ができました。

 昼食づくりでは、ホットドッグ、たこ焼き、流しソーメン、カレー、ピザづくりを体験し、おいしく食べるという素敵な思い出作りができました。

 夏といえば、川遊びとプールですが、天候の都合で行けなかった日もありましたが、行けた日は大喜びで満喫したようです。

 にこにこでよく子どもたちが遊んでいるのは、鬼ごっこやかくれんぼですが、自分たちでルールを作ってゾンビ鬼ごっこなど、独創的な遊びを生み出して、元気いっぱいに走りまわっていました。

 一人一人の成長を見守り、素敵な思い出作りのお手伝いができたらいいなと思います。