にこにこ通信 166号 ~初えびす大祭でみんなの幸せを願う~

 この冬は、記録的な積雪になるという予報が出ていましたが、1月27日に宇陀市では大雪が降りました。

 28日の土曜日に利用した子どもたちは大喜びで、雪だるまをつくったり、岩端(宇陀市でも山間部)に行ってみると30センチの積雪があったとのことで、そり遊びをして楽しく過ごしました。

 2月7日は菟田野古市場恵比寿神社の初えびす大祭があったので、利用者さんとスタッフで行ってみようということになりました。

 デイサービスセンターにこにこでは朝はケアビクスやあまびえ体操をし、午後からは座ってできる手と足の体操をするのが日課になっています。

 午後の体操は1時から行うことになっているので7日も体操終了後、出かけました。

 行きたいという希望される利用者さんだけが参加され、スタッフも3人一緒に行きました。

 車で恵比寿神社近くの多目的駐車場まで行き、そこから300メートルほどの距離を歩きました。利用者のトシさんは、歩行器を使っておられるので、300メートルは大変かなと思ってお尋ねしましたが、「運動になるので歩きます」とおっしゃって頑張って歩かれました。

 恵比寿神社までの道筋では、くじびき、からあげ、ベビーカステラ、クレープ、大判焼きなどの出店が並んでいて、見ながら歩くのも童心にかえったようでとても楽しかったです。

 50年ほど前は、地域の行事ということで、小中学校は、午後から休んで、えべっさんに行くというのが通例だったので、ふと子どものころのことを思い出していました。

 恵比寿神社到着後は、スタッフの一人が、代表して、みんなの幸せと商売繁盛を願って「吉兆」を買いました。色々な値段や種類があって、迷いながらも、今年の新作で残り一つという「金俵三つ重ね戎大黒のケース入り」を買いました。

 吉兆を買った人ができるという福引券をもらいました。

 利用者さんのトシさんに代表して福引を引いてもらいました。

 テレビ、コーヒーメーカー、お米などが景品としてならんでいて「ええの当ててや」と係りの人に声を掛けてもらい、意気込んでくじを引かれましたが、くじの紙には「ボックスティッシュ」と書かれていて、カラフルな5箱のティッシュが当たりました。

 トシさんの次にすぐくじを引いた人には、コーヒーメーカーが当たり、トシさんは責任を感じたのか「ごめんなさい」とあやまられ、スタッフが「毎日使う必需品やからよかったですよ」と慰める一幕もありました。

 当日休みだったスタッフも合流し、みんなで記念写真を撮りました。

 トシさんは、帰りも駐車場まで頑張って歩行器を使って歩かれました。

 スタッフの一人がベビーカステラを買ってくれて、デイサービスセンターにこにこに戻ってから、おいしくおやつにいただきました。