にこにこ通信 167号 ~宇陀にもようやく春がやってきた~

 長く寒い冬がようやく終わり、宇陀にも春がやってきました。庭の椿や水仙が咲き、12月に植えたチューリップの球根も芽を出しました。もうすぐ、桜の季節になります。

 政府は、新型コロナウイルスによる様々な規制を撤廃するとしていますので、今までできなかった飲食を伴う花見ができるようになり、桜の名所がたくさんある宇陀にもたくさんの観光客が来られることでしょう。

 にこにことしては、今まで実施してきた日々の検温とマスクの着用、手指消毒とうがい、アルコール消毒や室内の換気等の感染対策は継続し、感染対策とサービスの提供を両立させていきたいと考えています。

 ゲームセンターが大好きなトシさんは、3月から毎週木曜日に橿原市や名張市のゲームセンターへ出かけることができるようになり、楽しんでいらっしゃいます。ゲームセンターにいる時間は、短いのですが、出かける事が楽しいようです。その日、買ったカードを見せてくださる時もあります。

 また、サチさんは、桜並木を見ながらドライブする事を「今から予約しておきます」と楽しみにされています。

 冬に入院されていたトシさんも退院されて、今まで通り利用されています。入院前にみんなに約束していた「ひゃくまんえんやるわ」という話は、すっかり忘れられていますが、お元気にカラオケを楽しまれています。

 児童館では、子どもたちの卒業シーズンを迎え、卒業祝いとお別れ会を企画しています。22日には、小学校を卒業と同時ににこにこも卒業するマオさんに、記念品をプレゼントしようということで、にこにこの職員のキョウコさんに教えてもらって、みんなでプラ板(ぷらばん)のコサージュを作ることになりました。自分たち用のキーホルダーも作る予定です。

 そして、23日には、お昼ご飯のメニューをピザ・唐揚げ・スパゲティーサラダにしてもらって、午後にはゲーム大会を計画しています。バルーンアートのプレゼントもあるようで、いろいろプランを立てているスタッフたちも楽しんでいるようです。子どもたちにとって楽しい、そして思い出に残るパーティーになればうれしいです。

 職員は、3月中に発達障害者支援研修をオンラインで受講することになっていて、業務の合間にそれぞれ研修しています。利用者さんの話を聞く時のポイントやメモの取り方などの具体的な技術の話や、利用者さんや保護者の思いを聞かせてもらうという内容です。研修した事を参考にしながら、利用者さん達と宇陀の春を楽しみたいと思っています。