にこにこ通信 172号 ~イベント行事で満面の笑顔~

 猛暑の夏がやってきました。

 デイサービスセンターにこにこでは、夏休みのイベントとして7月26日に、大阪市立自然史博物館に「恐竜博」を見学に行きました。

 行く前には行程や恐竜博の内容をしおりにして子どもたちに渡したとたんに、子どもたちからは質問攻めにあいました。

 当日は、マイクロバスを貸し切りで総勢16人の参加でした。スタッフは子どもたちの体調確認、集金、トイレ誘導、忘れ物点検、座席の調整など大忙しでしたが、子どもたちはいつもと変わらずゆったりモードでした。

 特にし~くんは、バスの中でも漫画の世界に浸っており、スタッフの声掛けは届かず、ミニカーに夢中でした。テンションの高いはるくんとこうちゃんは冗談連発で、ソウちゃんも楽しそうに聞いていました。大ちゃんは座り込んでスタッフと楽しく会話をし、イオ君は高校野球が見たかったのにと帰りたいモード全開でした。

 ケンちゃんは仲の良いこうちゃんと話が盛り上がり大きな声で何度も大笑い、とバスの中はとても楽しそうでした。

 あゆくんは大型車とすれ違うと大喜びで楽しそうな声を出していました。

 博物館に到着後、駐車場から20分程歩く必要があったのですが、運動の嫌いなし~くんはだらだらとしか歩かなかったのを見かけたイオ君がさりげなく、リュックのひもを前から引っ張ってあげていました。し~くんがもっと引っ張って欲しくて、イオ君に体をあずけていくと「重たい!」と悲鳴を上げながらも「頑張れ! さあ歩いて!」とぶっきらぼうながら応援してくれていました。

 入場すると、ティラノサウルスの化石があって、大きくて圧巻でした。約6600万年前、恐竜がいた事実がここにあることにみんな興奮していました。大ちゃんが「これに追いかけられたら怖いな」としみじみと一言。

 買い物タイムは、恐竜時代のサバイバルという本や恐竜のぬいぐるみ、おみやげのお菓子を買っていました。お弁当はナガスクジラ骨格標本の前で食べて、いつもと違う雰囲気で楽しそうでした。

 当日別行動のチームは、ひろさんとスタッフ3人で、生駒山上公園に行って、コーヒーカップやいろんな遊具で遊び、満面の笑顔を見せてくれました。お昼ごはんは、回転寿司でお腹いっぱいになり、ドライブも楽しみました。

 今回のイベントでは、日ごろとは違う場面でそれぞれみんなが新たな成長を見せてくれたことでした。

 後日、はるくんが学校の自由研究の材料にしたいとのことで写真が欲しいと言ってきてくれたのと、しーくんのお母さんからも同じ要求があったので、スタッフ一同大変うれしく感じたようです。

 この日のことは、子どもたちやひろさんの心にいい思い出として残ってくれたと思います。

 これからもいろいろと楽しい活動ができるように支援していきたいと考えています。