にこにこ通信 175号 ~秋のイベント「焼き芋」販売と利用者さんたちは…~

 暑い夏が過ぎ、紅葉の美しい秋になりました。宇陀で有名な「カエデの郷ひらら」の大イチョウが黄色に色づき、カエデも赤くなり、多くの観光客が連日観光バスや車で訪れて、いろんなところで写真を撮ったり、ボランティアガイドの方が案内したりしています。

 秋はイベントが多く、にこにこからは焼き芋を出品して好評を得ています。5月中頃に植えたサツマイモを10月上旬に収穫しました。紅はるかは形も大きく甘く仕上がりました。

 10月29日に宇陀市総合体育館で開催された、宇陀産フェスタでは、来場者が多くほぼ完売しました。ヒロさんがずーっとにこにこして店番をしてくれました。

 11月3日に宇陀市人権交流センターで行われた、菟田野人権フェスティバルのバザーは、晴天に恵まれ、12時からの販売開始と同時に、お客さんが殺到し、あっという間に売り切れてしまい、売り切れてからもお客さんが訪れたほどでした。この日だけ、4月から始めた陶芸教室で、し~くん、ハルちゃん、ヒロさん、アユさんが土をこねて、創作し、焼きあがった陶芸作品も同時に販売し、ヒロさんの作った作品は高齢の女性が「これは文鎮にちょうどいいわ」とおっしゃって購入してくださいました。

 11月11日に宇陀市総合体育館で行われた、なら・ヒューマンフェスティバルでは、アユさんが朝から搬入を手伝ってくれて、午後からヒロさんとアユさんとスタッフで店番をし、この日は人出が少なかったのですが、焼き芋はほぼ完売しました。ヒロさんは、出店しているほかの店を見に行って、お母さんへのお土産にクッキーとパウンドケーキを買いました。

 焼き芋の販売は、本格的に開始するのは12月から毎週水曜日ですが、チラシを作って、新聞折込みをしていきます。今回は糖度計を購入して、糖度を測り、甘さをアピールしながら販売していく予定です。

 タカさんは、4月から、膝、肘のサポーターを検品する作業を開始され、黙々と好きな音楽を聴きながら作業をされていますが、隣家の音が気になるようで、「落ち着かへんワ~」と言いながらも、納期には間に合うように仕上げてくれています。

 トシさんは毎週木曜日に外出して、本屋や電気屋さんで好きなものを買って帰るのを楽しみにしています。出かけない日は、気分が乗ったらカラオケをされたり、タブレットでマージャンゲームをして楽しく過ごしておられます。

 ダイさんは、祭りの後、インフルエンザに感染され一週間ほど、休まれましたが、すぐに回復され、またいつものようにマイペースで、漢字の練習をしたり、自作の手帳、スケジュール帳を作ったりしています。

 ケイさんは、来所するたびに、いつものお気に入りの曲を、カラオケで歌われるのですが、10曲以上の歌の歌詞をすべて覚えておられることに、素晴らしいといつも感心させられています。

 利用者さんの特性に応じて、少しずつでも出来ることが増えて、充実した日々を送っていただけるようこれからも支援していきたいと考えています。