にこにこ通信 177号 ~ステキなクリスマスに感激!~

 昨年12月のにこにこクリスマス会では、子どもたちはとくにクリスマスの装飾に包まれた雰囲気をとても喜んでいました。

 「お家でのクリスマス会の様子はどうでしたか?」「サンタさんに貰ったプレゼントは何ですか?」とみんなに聞くと、はるさんは、今流行りのゲームに課金するカードです。懐かしく思ったのは、けんさんのキックボードなどでした。話しをしてくれる時の子どもたちの顔は、明るく絶えず会話も盛り上がりました。

 恒例のイベントになっているクリスマスケーキ作りは、午前中に盛り付けだけ各自でしてもらうことにしました。はるさんやこうさん、まつさんは盛り付けのフルーツをあれもこれも…とお皿の上はフルーツだらけに、見た目重視で美しく盛り付けたのんさんは、さすがでした。

 スタッフの顔色を見ながら盛り付けるのはしょうさん、ひささん、そうさん、あゆさんとしょうくん、もっと載せたらいいんだよと声をかけると1つ載せ、の繰り返し。なんとも個性が出る瞬間で、スタッフも子供たちも笑い合いながら出来あがりました。

 お昼ごはんの後は、ビンゴゲームです。まずカードの真ん中だけ開けるんだよ、と説明している横で全部の穴を開けてしまうしーさん。反対に数字を聞き逃し、とっくにビンゴになっているはずなのに最後までなかなか当たらないと粘っていたけんさん、言われた番号があったら開けるという作業が苦手で困っている子たちがたくさんおり、助けてあげようとしたまつさんは4人のカードを持っていました。

 まつさんは、「なんで俺は4枚も持つことになったんや!?」と言いながらでもスタッフの声を逃さないよう耳をダンボにして巧みに穴開けをして助けてくれました。頼りになるアニキという感じでした。

 常連のひろさんはこの雰囲気だけで満足といった感じで終始にこにこして、スタッフの手を取り喜びをアピールしていました。

 景品の袋には名前が書いてあり、スタッフが参加者一人一人のことを思いながら選んだものです。例えば勉強を頑張っている子にはペンやノートを、他には暖かそうな靴下、ポーチなどを入れました。お菓子の詰め合わせも1人ずつにあり、間違えたら大変と、急いで自分のカバンに入れ込んでいました。心温まる素晴らしいイベントでした。

 毎年来て下さるバルーンアートのサンタさんが、体調不良で来られなくなったので、代わりにスタッフが剣や犬を作りました。舞台裏から風船が出てくると、子どもたちは必死に追いかけ、持てるだけ持ってホールへ行き、大はしゃぎで風船バレーや風船サッカーをしました。

 おやつの時間を早めに取り、各自で盛り付けたケーキをお腹いっぱいに頂きました。自然と話しに花が咲きいつもよりもながーいおやつの時間になりました。

 大人の方のデイサービスにこにこでのクリスマス会は、朝から装飾をしカラオケの時間にクリスマスソングを3曲歌いました。事前に各自選んだケーキをおやつに頂きました。この時、サンタの帽子を被って頂きました。不思議と皆様嫌がられず、ササッと被られ笑顔を向けてくださいました。

 プレゼントは、事前にリサーチしたもの。それでもクリスマス仕様に飾られた紙袋を開けるとパーっと笑顔で喜んで頂き、和やかな雰囲気に包まれました。クリスマスツリーと撮った集合写真はいい思い出となり、ホワイトボードに張り出すや否やその写真ちょうだい?と言われる方が続々でした。

 このクリスマス会は、コミュニケーションと共感を深める機会となりました。心の交流を大切にする素晴らしい行事であったと、振り返り感じました。また来年も、ステキなクリスマス会になるよう頑張りますので是非参加してくださいね。