にこにこ通信 181号 ~子どもたちの成長を感じる春…~
新緑が美しい季節となりました。デイサービスセンターにこにこ(放課後等デイサービス)に来ている子どもたちもそれぞれ、進級や進学をして、新しい環境にも慣れてきた様子です。
この4月から中学生となったハルちゃんは、学生服姿もばっちり決まっていて、少し大人っぽくなったようです。スタッフが「中学になって楽しい?」と聞いても、「別に…」とそっけない返事で、思春期真っただ中という感じです。
イオくんも中学になり、テストに苦しめられていると話していますが、バスケ部に入ってにこにこ利用時にも、筋トレやシュートの練習をしてとても楽しそうです。
中学3年生になったコウちゃんは、沖縄に修学旅行に行ってきて、お土産を買ってきてくれたのですが、にこにこのスタッフのみに買ってきてくれたそうで、コウちゃんの気持ちがうれしく、沖縄限定のお菓子をおいしくいただきました。
ケンちゃんは、歩行が安定してきて、宿題も頑張っていますが、いたずらも増えてきました。お昼ご飯にラーメンがいいと言って食べる時に、手づかみで食べたりしてスタッフに注意されたりしています。
シーくんは、お母さんの出産が8月なので、お母さんから離れたくないのか、「ぼくイラナーイ」と言ってにこにこに来るのを拒否していることが多くなっています。家にいたらスマホをするか、お菓子を食べたりご飯を食べたりしてしまうので、お母さんとしては、にこにこを利用してほしいと願っておられるので、にこにこに来られるようにお迎え時にひと工夫していきたいと考えています。
この4月から二階堂高等部になったショウさんと高等部3年生になったソウくんは、いつも仲良くお巡りさんごっこをして遊んでいますが、ソウくんがいつも悪者役になっているので嫌になっているようです。
みっくんは、にこにこにもすっかり慣れて楽しんであそんでいます。お母さんのご希望であいさつができるようになろうという支援を続けていますが、「こんにちは」や「いただきます」などのあいさつになったら急に小声になってしまうようです。
一昨年から不定期に行っている陶芸教室では、参加している利用者の作風が少しずつ変化したり、作陶時間が伸びたりと、定着しつつあるようです。
介護保険のご利用で、デイサービスセンターにこにこを新しく利用されるようになったイワさんは、91歳で、昨年12月から利用を始められましたが、初利用日のその日の夜に転倒して、大腿骨骨折をされ入院されましたが、お医者さんも驚くほどリハビリを頑張られて、早く退院され2月から再利用をされるようになりました。「お世話になります」「ありがとう」などと丁寧に挨拶をして下さり、利用をとても楽しみにしてくださっています。
今回は子どもたちの成長を中心に報告を書かせてもらいましたが、日常の利用時に見受けられる子どもたちの日々の成長は、スタッフの大きな喜びです。子どもたちが他の子どもたちやスタッフとの信頼関係の形成を経験したり、友だちと過ごすことの楽しさや葛藤を調整する力、折り合いをつける力が育つよう今後も支援していきたいと思います。
0コメント