にこにこ通信 183号 ~暑い夏、児童館での過ごし方は…~
暑い夏がやってきました。連日ニュースで報じられているように、宇陀市でも6月からすでに30度を超える真夏日があったりと、毎日蒸し暑い日が続いています。児童館のホールに設置されたスポットクーラーの前は、館内を走りまわって汗だくになった子どもたちの憩いの場となっています。
今年、にこにこでは野菜作りに挑戦しました。児童館の畑に植えたのは、キュウリ、ナス、トマトの3種類。プランターには、中学生のイオくんのリクエストでゴーヤを植えました。「オレ、ゴーヤ好きやねん」と言うイオくんは、児童館へ来るといつもすすんで水やりをしてくれています。畑とプランター、ついでに花壇にも、忘れずにたっぷり水をあげます。
ゴーヤはまだ実ができていませんが、キュウリとナスは何度か収穫し、子どもたちが自宅へ持ち帰ったり、にこにこの食事のメニューに使われたり、採れたての新鮮な野菜をみんなでおいしくいただきました。
暑い日には水遊びも欠かせません。子どもたちはみんな水遊びが大好きで、プールに水を張れば次々に集まって来ます。水着に着替えたシーくんは、プールの中に入って足を水に浸けながら、スタッフが作った水風船を地面に投げて割れるのを楽しみました。
それを見ていたイオくんは、ジョウロに水を入れてシーくんに思いっきりかけてあげました。シーくんは「ワァー!!」と驚いた声をあげ、水を浴びてうれしそうにしていました。近くで見守りをしていたスタッフも一緒にずぶ濡れになりながら、楽しい夏のひと時を過ごしました。
館内の方では、スタッフが持参したウクレレを弾く小学生のケンくんの姿がありました。楽器の紐を肩にかけて指で弦を弾く姿は、なかなか様になっています。そうしてケンくんが自由にウクレレを弾いていると、中学生のコウくんがベルを手に持って鳴らし、スタッフが歌を唄い、ささやかな演奏会がはじまりました。利用者さんとスタッフが観客となり、それぞれが思い思いの音を奏でて、音楽の時間を楽しみました。
もうすぐ学校は夏休みに入ります。山のような宿題にうんざりする子もいれば、夏休み中のお出かけを楽しみに待つ子など、夏休みは子どもたちにとって大きなイベントです。暑さの影響で、今までのように外へ出かける機会は少なくなりそうですが、熱中症に気をつけながら、今年も楽しい夏の思い出をみんなでつくりたいと思います。
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