にこにこ通信 65号 ~色とりどりに咲く花を愛で、山の幸を存分に味わって~
宇陀の春は、いまやたけなわ。野に山に花が咲き乱れています。
にこにこ恒例のお花見ドライブが始まりました。古市場の宇陀川沿いの桜に始まり、大野寺の枝垂桜、岩端の桜、内牧区民の森の桜と開花時期に合わせて、順番に桜を愛でにでかけます。毎年見ていても、満開の桜はやはり、感動を呼び起こします。
5月に入ると、ハナミズキ、ツツジ、ヤマブキ、ハンカチの木などなどとぎれることなく花見にでかけています。
花見のおまけには、つくし摘み、ワラビ摘みなども大きな楽しみにプラスされています。
昨年夏からにこにこを利用しているアヤちゃん(特別支援学校高等部2年生)は、つくしが大好きです。摘むのも、食べるのも好きで、お散歩しながら、つくしを見つけてはせっせと摘んで持って帰ってきます。「お母さんも、おばあちゃんも、わたしもつくしが大好き。お母さんにお料理してもらうねん」といってとてもうれしそうです。そんなアヤちゃんが摘んできた沢山のつくしのはかまを取るのをエイコさん(80歳)が、ほほえみながら手伝ってくださいます。
二人の笑顔と時間の共有が、春の訪れの喜びをさらに大きく感じさせたひとときでした。
ある場所は、知る人ぞ知るワラビの隠れた宝庫です。(場所は秘密です。古来より山菜取りは、目当ての山菜のありかを他人に教えないようです)
ある場所は花見を目的に訪れましたが、ついでに、ワラビを摘み、あっという間に両手にいっぱいになりました。子どもたちは、自分たちが体を動かして、頑張って、家にお土産を持って帰ることができる喜びを体験することができました。
さて、タケノコの旬を迎えました。
ボランティアスタッフとしてにこにこを手伝ってくださっている、ホリさんが、「うちの竹やぶにタケノコを掘りに来ませんか」と声をかけてくれました。
アヤちゃんとあやかさん(特別支援学校高等部1年生)は、大喜びです。にこにこ職員とみんなでタケノコ掘りに出かけました。今年は、イノシシやシカに先を越されることなく、大収穫できました。おうちに持ち帰って豊かな春の味覚を味わうことができたようです。
デイサービスセンターにこにこは、里山にある豊かな自然を利用者さんの状況に応じて、楽しんでもらうことをこころがけています。
同時に、子どもたちには、できる限り沢山の様々な体験を積み重ねてもらうことで、自信につなげていったり、生きていく力を身につけてもらえるような支援を試行錯誤しながら行っています。
さあ、つぎは夏を楽しみましょう!
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