にこにこ通信 68号 ~利用者の皆さんに喜んでもらえる誕生会を~
デイサービスセンターにこにこでは、利用者さんの誕生日の月にお誕生会をしています。7月は、82歳のエイ子さんと92歳のイサオさんの誕生日がある月です。エイ子さんは、去年にお連れ合いを亡くされ、今は一人暮らしです。イサオさんは、娘さんの家族と一緒に生活されていますが、昼間はお一人で過ごされています。お二人のご利用日の木曜日にしようということで、7月24日に開催しました。
毎回、いろいろなゲストの方に来ていただき、手品やフラダンスや日本舞踊などのお楽しみ会をしています。
今回は、解放同盟岩崎支部長の田川雅人さんに懐かしの歌を歌っていただきました。毎日、午後のレクリエーションの時間にはカラオケを楽しんでおられるみなさんですが、この日は、田川さんの歌をじっくり聞いていらっしゃいました。田川さんは、東海林太郎の『名月赤城山』や井沢八郎の『ああ上野駅』などエイ子さんやイサオさんにとって懐かしい曲を選んでくださいました。エイ子さんは、「感動しますわ」とうっすらと涙をうかべていらっしゃいました。
歌の合間に、田川さんはご自身のお父さんのお話などをされながら5曲の歌を歌ってくださいました。しっとりした歌の後には、にぎやかな『きよしのズンドコ節』を歌ってくださり、夏休みでデイを利用している子どもたちも一緒に掛け声をかけて歌って踊って楽しいひと時を過ごしました。
最後は、にこにこ恒例の『ふるさと』を全員で心を込めて歌い、お楽しみ会を終えました。その後、エイ子さんとイサオさんにスタッフからの手作りのバースデーカードを渡し、みんなでお二人に『ハッピーバースデートウユー』を歌い、いつもよりちょっと豪華なおやつをいただきました。
92歳から8歳までの幅広いメンバーで、にぎやかな楽しいおやつタイムになりました。田川さんと利用者さんのお話にも花が咲き、1時間半という時間はあっという間に過ぎていきました。家族じゃないけど、家族のような感覚を味わいました。
お二人ともとても喜んでくださり、代表してイサオさんがとてもしっかりとした口調でお礼の言葉をおっしゃられ、スタッフも感動しました。
8月は、94歳を迎えられるハツさんのお誕生日があります。来年もその次の年も、みなさんのお誕生会ができることを願いながら、どんなに高齢になっても、体が不自由になっても、楽しい、うれしいと感じる日々を過ごしていただけるように、寄り添っていきたいと感じています。
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