にこにこ通信 69号 ~夏休みを楽しく過ごした子どもたち~

 2014年夏、デイサービスセンターにこにこで元気に過ごしてくれた子どもたちの様子を紹介します。
 ニューフェースの「ソウちゃん」は、アンパンマンが大好きな地域の学校に通う小学校2年生です。
 生まれつき聴覚障がいがあり、補聴器をつけて生活していますが、カラオケが大好きで、マイクを持ったらはなさないタイプです。にこにこ恒例のカラオケタイムは、一番前に陣取って抜群のリズム感で、おしりふりふりダンスを披露してくれます。毎回最後のきめポーズで、ほかの利用者さんの拍手喝さいを浴びます。
 プールが大好きで、いろんなことに興味があり、一日退屈することなく楽しく過ごすことができたようです。
 アユ君は地域の小学校5年生、少し身長が伸びてちょっぴり大人っぽくなりました。自己主張が強くなったのか、自分の気持ちが伝わらないと拒絶感をはっきりと表現するようになりましたが、大好きなボール遊びを繰り返すことで、安心して、落ち着いた様子でした。
 去年三輪車と絵本が大のお気に入りだったひー君(特別支援学校小学部4年生)は、今年は苦手な暑いところは避け、大好きなプールを満喫しました。
 ヘビー級のひろ君(特別支援学校高等部2年)とこうちゃん(同3年)の日課は体育館10周と、3階までの階段の上り下りですが、体脂肪燃焼と体調維持のため嫌がらずに、楽しく体を動かすことができました。
 こうちゃんは、この夏特に絵本が好きになり、読み聞かせや自分でも繰り返しめくっては読むことを楽しんでいました。
 ショウちゃん(特別支援学校小学部5年)は、さらに落ち着きを増し、ユウちゃん(同5年)も穏やかにマイペースで暑い夏を乗り切りました。
 アヤカさん(特別支援学校高等部1年)は、もともと音楽が好きですが、今年はキーボードで遊べるようになり、全身を駆使して音の響きを楽しんでいました。
 この夏のそれぞれの子どもたちの様子を振りかえってみると、安心してできる限り緊張をほぐしながら、楽しいと思える時間を創意工夫して提供していくことが大事だということを再確認しました。
 支援をするスタッフ自身もともにその時間を楽しみながら、ひとりひとりの子どもたちとの信頼関係をつくり、意思疎通がはかれ、日々の成長を確かめられうようにさらにより良い支援をしていきたいと思います。
 いけ! みんなの 笑顔 まもるため