にこにこ通信 84号 ~にこにこでの別れと新たな出会いの季節に思うこと…~
厳しい冬の寒さが過ぎ、少しずつ桜のつぼみが膨らみはじめ、いよいよ春の訪れを感じる頃となりました。子どもたちとにこにこの周辺を散歩していると、道端には色鮮やかな花々が顔をのぞかせています。「春は出会いと別れの季節」と言いますが、にこにこでも様々な出会いと別れがありました。
今年の3月に高等部を卒業し、新たな一歩を踏み出したアヤちゃんとヒロくんですが、アヤちゃんは自分の希望した職場で働くことになり、ヒロくんは4月からにこにこで新しく開始するグループホームを利用しつつ、実習の経験を活かしてにこにこでお仕事を頑張ることになりました。2人がにこにこで過ごした時間の長さは違いますが、楽しいことも苦しいことも共に経験し、共に乗り越え成長することができたと思うと、とても感慨深いです。
出会った当初の2人はまだまだ「子ども」といった様子で、周りのことなどお構いなしに自分のやりたいことに夢中でしたが、その頃と比べると随分と落ち着いて行動できるようになり、活動の幅も広がりました。出来ることもたくさん増え、顔つきも今ではすっかり立派なお兄さんとお姉さんです。
本当にあっという間に大きくなってしまったような感覚で、うれしい半面寂しさも感じますが、何よりもこうして子どもたちの成長していく姿を近くで見守り、見送ることのできるこの仕事をよりいっそう誇らしく思いました。時には頭を悩まされることもありましたが、今となってはそれも良い思い出です。
そして、今年の4月からは新たに3人の元気な男の子たちがにこにこにやって来ることになりました。性格も好みもバラバラな個性派揃いで、にこにこがますます賑やかになること間違いなし!今から会える日がとても待ち遠しいです。
デイサービスセンターにこにこをご利用される利用者の中には、数年間に渡りご利用されている方や、長期休暇や学校がお休みの時にのみ利用される方など利用の頻度は様々です。係わる時間もそれぞれ異なりますが、にこにこをご利用される皆さまの心に何か少しでも残るような、そんな支援が出来ればと私は考えています。
これから出会いも別れもこの場所でたくさん経験することになると思いますが、一つ一つの出会いに感謝し、これからも皆さまとにこにこで一緒に過ごすことの出来る時間を大切にして行きたいです。
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