にこにこ通信 94号 ~雪の上をソリ滑り❄豊かな自然に囲まれ四季を楽しむ~
デイサービスセンターにこにこがある宇陀市は、季節の移り変わりがはっきりと感じられる所です。春は、市内にたくさんの桜の名所があり、ほぼ一か月間お花見が楽しめます。初夏から盛夏にかけては、山の緑が新緑から深緑に変わっていく様子がとてもきれいです。緑の山が秋には赤や黄色に色づきます。冬は、雪が楽しめます。冬の間に2~3回は、10センチから20センチくらいの積雪があります。
今年も2月11日には、15センチくらい積もりました。ちょうど土曜日で、子どもたちが利用する日でした。みんな雪が大好きで、雪だるまをたくさん作ってデッキに並べました。かわいい雪だるまの行列ができました。
公園の土手でソリ滑りができるということなので、小学生2人とスタッフ2人とで心の森運動公園へソリを持って出かけました。前の週に御杖村へ行ってソリ滑りをしたことがあるはやとくんは、すぐにひとりでソリに乗って、楽しんでいました。先週、はやとくんと一緒に行ったけれど雪だるまつくりに精を出していたこうくんは、最初こわがっていましたが、スタッフがいっしょにソリに乗って滑り出すと大喜びで楽しそうでした。二人とも何回も土手を滑っていました。
にこにこへ戻って、撮ってもらった写真を見ながら、「こわかってん」「寒かったけど、すぐにぬくなってきたで」などと説明してくれました。
雪が融けた月曜日や火曜日、ほかの利用者さんに「こんなんやったんですよ。おもしろかったですよ。楽しかったですよ」と写真を見せて話をしたら、「子どもたち、うれしそうやねえ」といっしょに喜んでくださいました。いっしょに過ごすこともある子どもたちの様子を、気にかけてくださっています。
にこにこは、高齢の方やしょうがいのある方や子どもたちがいっしょに利用されているので、自然にお互いを思いやる雰囲気があるように感じます。午後のカラオケタイムには、学校から帰ってきた高校生と高齢の方がデュエットをしたり、おやつの時間には、おやつを交換したり、トランプやゲームをして楽しい時間を過ごしています。
にこにこの近くの公園に、梅の花が咲き始めてきました。もうすぐ、春です。これから、散歩に出かける機会も増えて近所の人たちとあいさつを交わしながら、「にこにこに来てる子やなあ」と覚えてもらい、立ち話などができたら、楽しい時間を共に過ごすことができると思っています。
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