にこにこ通信 99号 ~夏だからこそできる遊びを大切に~
スーパー猛暑が到来すると言われるこの夏、にこにこの子どもたちは、暑さをものともせず、ますます元気です。
夏のお出かけは必然と涼を求めて、行き先が決まります。
山間部に位置するにこにこの近くには、滝がたくさんあり、この夏も滝めぐりが始まりました。
東吉野村にある「投石の滝」は、天女が舞い降りて玉を滝つぼに投げたといういわれが伝えられ、滝のそばには弘法大師が修行の際に衣をかけたとされている樹齢千年の衣掛け杉が存在感たっぷりにそびえたっています。
ある暑い日の午後、子どもたちは、途中のコンビニで、自分でおやつを選んで、自分でお金を払い、「ありがとう」とお店の方に挨拶をして買い物という課題をクリアしてから、滝に向かいました。
ショウさんとヒロさんは、おやつの時間が待ちきれなく、「いただきます」を催促しています。あゆくんは、水が大好きなので、葉っぱをちぎって川に落とし、流れを自分なりに楽しんでいます。コウくんは、いつも興味津々、目につくもので疑問がわいてきて、大人に質問をしてきます。それぞれの楽しみ方をしてから、おいしいおやつをいただきました。
川上村の蜻蛉の滝は高さ50メートルの水量豊かな滝です。トンボが雄略天皇をアブから救ったといわれる伝説から命名されたといわれています。春は桜が美しく夏は川遊びができる人気スポットで、川に足をつけるだけでも子どもたちは大喜びです。
川遊びでおもしろいのは、石を投げて川面を石がポーンポーンポーンと飛んでいく「水切り」です。
御杖の川に行ったときには、コウくんとハヤちゃんに「水切り」のコツを大人が伝授しました。
まず、平たい円盤状の小さな石を探します。石に回転がかかるように手首のスナップをきかせて投げます。腰を低くして水面に平行になるように投げる技を何回も繰り返すうちに、子どもたちは自然にとけこみ、単純だが奥の深い遊びに夢中になっていました。
放課後等デイサービスの利用のなかで友達やスタッフと楽しく遊んだり、人とうまく関わることのができるように、様々な社会体験・生活体験を通して興味関心の幅が広がっていくように支援しています。
さあ、夏休みです! 今年、子どもたちはどんな体験をしてどんなふうに成長していくか、スタッフ一同わくわくしています。
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