にこにこ通信 103号 ~「菟田野人権フェスティバル」で焼き芋販売~

 11月5日(日)、菟田野人権交流センターで第24回菟田野人権フェスティバルが、開催されました。この催しは、解放同盟岩崎支部が中心となって開催してきた部落解放文化祭を受け継ぎ、菟田野の人たちみんなで人権について考えようとおこなってきたもので、今年で48回目になります。今年のメーンスローガンは、『みんなで咲かせよう!思いやりの花、人権の花を!!』です。
 久しぶりによく晴れ渡った日曜日、朝早くから人権交流センターの駐車場には、バザーのテントが立ち並び正面のメーンステージでは、開会行事の準備がすすめられています。
 八木一男福祉会は、春から児童館の砂場で作っていたサツマイモで焼き芋を作って、バザーに参加しました。5台の七輪に炭をおこして、石焼ツボを使っての本格的な石焼芋です。春の苗植えから、夏の水やり、秋の収穫まで、にこにこを利用している大人も子どもたちもみんなで育てたサツマイモです。
 10時から、メーンステージで開会行事が始まり、保育所の子どもたちのダンスの後、宇陀市長や来賓のあいさつがあり、人権作文やポスターの表彰式がありました。
 ヒップホップダンスや吹奏楽の演奏、小学生や中学生の発表につづき、人権文化講座の受講生によるフラダンスと手話コーラスと続きます。おなじみの和太鼓『響』の力強い演奏と、数年前の人権フェスティバルがきっかけで結成されたバンド 『フォーティーズ』の懐かしい子守唄のうたごえが流れる中、バザーの店開きの時間となりました。
 朝早くから、焼いていた石焼芋はいい感じに焼き上がり、次々と売れていきました。その間にも、裏方では七輪の炭火を調整したり、芋を裏返したりと大忙しでした。一度に3個4個と買ってくださる方もあって、焼きあがった芋はすぐに売り切れてしまい、待っていただくということもありました。グループホーム利用者のヒロさんは、お客さんに芋の入った紙袋を渡したり、裏で七輪の火をうちわであおいだりと活動的でした。  
 他にも支部女性部の毎年恒例のきつねうどんやたい焼き、焼きそば、フライドポテトなどなどたくさんのお店があって、にぎやかになごやかに時間が過ぎていきました。
 そして、いよいよお楽しみの抽選会の時間になり、当選番号と名前を読み上げられた人たちに、地域のお店や工場などから提供していただいた賞品が次々と渡されていきました。
 にこにこのスタッフも毛皮のマフラーなどが当たり、ヒロさんには黒豆パンが当たりました。
 小春日和の日曜日、地域のいろいろな人たちが、それぞれに楽しんだ1日になりました。