にこにこ通信 113号 ~恒例のバーベキュー!夏の一日を満喫~

 8月30日、児童館でにこにこ恒例の夏のバーベキューを行いました。雨が心配されていましたが、よく晴れてバーベキュー日和となりました。
 夏休みの間、冷房のない児童館で熱中症にもならず元気に過ごした子どもたちのために、朝からスタッフは準備に取りかかりました。子どもたちは、食材の買い出しに出かけました。野菜は、前日にヒロさんとアユくんが買いに行ってくれていました。お肉屋さんへは、当日小学生3人と中学生1人がスタッフといっしょに行きました。「今日、児童館でバーベキューするねん」と言うと、近所の顔見知りのお肉屋さんは、「にこにこさんやな、おまけしとくわな」と言って、ちょっとおまけしてくれました。お肉3㎏とウインナーとベーコン1㎏をみんなで、がんばって児童館へ持って帰りました。
 いよいよ、お昼の時間、網の上でピーマン、にんじん、コーン、玉ねぎ、ジャガイモ、サツマイモ、キャベツ、かぼちゃ、お肉、ウインナー、ベーコンがおいしそうに焼きあがっていきます。玄関の日陰にいすを並べて待っている子どもたちのところへ、大人たちが次々と持って行ってそれぞれのお皿に入れていくと、「お肉、おいしい、次は、サツマイモ」とリクエストをしながら、ほおばっていました。いつもは、食の細いコウちゃんも、隣でモリモリ食べるハヤちゃんにつられるようにお肉も野菜もたくさん食べていました。
 焼き係となった大人たちは、にこにこのスタッフだけでなくデイサービスを利用されているトシさんも加わってくださいました。「子どもたちとバーベキューするので、いっしょに行きませんか」とのスタッフの誘いに快く応じてくださったのです。暑い日差しの中、トシさんは焼きあがったお肉や野菜を子どもたちのところに、運んでくれました。
 普段、単身生活のトシさんにとって、大勢でワイワイ食べるのが楽しかったようです。デイサービスセンターへ戻られてから「子どもら、よう食べるなあ」とうれしそうに話をされていました。
 締めの冷ソーメンも、みんなしっかり食べました。
 子どもたちにとってのお楽しみは、まだありました。その日のおやつは、ハヤちゃんが前からやりたがっていたスイカ割りでした。ユウくん、コウちゃんと順番にやっていき、ハヤちゃんが見事に割ってくれました。
 バーベキュー、冷ソーメン、スイカ割りと、子どもたちも大人も大満足の夏の1日でした。