にこにこ通信 115号 ~バザー大盛況!タカさんのハーバリウムも販売~
澄み切った青空のもとで、2018年11月4日に第25回菟田野人権フェスティバルが行われました。
デイサービスセンターにこにこでは、例年のように、写真の展示と焼き芋とひじきの販売に加えて、タカさん手作りのハーバリウムの展示と販売を行いました。
七輪で炭をおこし、石焼き芋の窯で1回ずつ約1時間かけてじっくりと焼き上げました。一つの窯にはイモが3~4個しか入りません。
朝から焼き芋の予約が殺到し、焼きあがるのが間に合わないくらいの盛況ぶりでした。今年は地ネズミやイノシシに畑を荒らされ、サツマイモの収穫が少なかったので、たくさんのお客さんの注文にお応えできない状況でしたが、おいしいと大好評でした。70本のイモは完売でした。
火おこしと石焼きイモ釜には女性スタッフが二人、つきっきりで担当し、ハ―バリウムとひじき、焼き芋販売には、ヒロさん、ヒロさんのお母さん、いつもボランティアで来てくれているホリさん、タカさん、にこにこスタッフ2名が担当しましたが、今年は量り売りにしたので、焼きあがった焼き芋をハカリで測って、値段を確認し、袋に入れて、お金を受け取り、お釣りを渡すというのは、お客さんが集中するとかなりてんやわんやでした。
そこにスタンプラリーの名人シリーズ、焼き芋名人、パン焼き名人、タコ焼き名人のうちの一つに抜擢されたため、来店者の持ってくる紙にスタンプを押す作業まで加わり休む間もない状況でした。
ハーバリウムというのは、今大流行のインテリア雑貨で、ビンの中にプリザーブドフラワーやドライフラワーを長いピンセットで入れて、専用のオイルを入れたものです。
タカさんは、春ぐらいから講習会に通いスキルを磨いてきました。数々の花の中からどのような配色を取り合わせてバランス良く配置するのかは、製作者のセンス1つです。
もともと塗り絵などが得意なタカさんは色彩感覚が優れていて製作にも意欲的に取り組まれました。展示販売も好評で大人から子どもまで幅広い年齢層の方がたにお買い上げいただきました。
タカさんの障がい特性は、大勢の人の中で過ごすのが苦手、記憶障害、対人技能拙劣などがあり、以前は自発性の低下等もありましたが、ハーバリウムと出あい、自発的に製作に取り組んでおられます。
今後はハーバリウムの販路をどうやって拡大していくかというのが課題ですが、タカさんの創造性をさらに引き出しながら、次々と作品を生み出してもらい、日々充実した時間が過ごせることができるようにこれからもサポートと応援を続けていきたいと思います。
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