にこにこ通信 122号 ~利用者の皆さんに季節に応じた体験を~
宇陀市では6月中旬から7月のはじめにかけて、蛍の飛び交う姿をみることができます。菟田野の芳野川上流や宇陀川沿い、室生川近辺でも幻想的な光を観賞できます。
毎年この季節になると週1回生活介護を利用しているだいちゃんが「ホタル、みた」と教えてくれます。だいちゃんの話を聞いて、もうそんな季節かと家の近くを散策すると必ずホタルの姿を見つけることができ、季節に敏感なだいちゃんに感心しています。
デイサービスセンターにこにこでは、季節に応じた行事を取り入れるようにしていますが、「夏はやっぱりカレー!」ということで6月15日の暑い土曜日、みんなでカレー作りをしました。ポテトサラダは苦手だけどマカロニサラダは食べられるという幸ちゃんのリクエストで、マカロニサラダもみんなで協力して作りました。にこにこ近くのお肉屋さんに幸ちゃんが、歩いて宇陀牛を買いに行ってくれました。玉ねぎが苦手なタカさんや子どもたちが玉ねぎの皮をむいてくれました。あゆくんは、お米を洗い、野菜を切ったり、ハムを切ったりと大活躍でした。みんなで大きなお鍋をかき回したりして、お昼ごろにはおいしいカレーが出来上がりました。
ハヤちゃんは、ダイエットしていると言いながら、マカロニサラダを5回ぐらいおかわりし、他のみんなもカレーを山盛りによそって何回もおかわりをしておいしくいただきました。
7月は、七夕かざりをします。おりがみで、あみかざりやわっかつづり、さんかくつづり、ひし形つづりなどを利用者さんみんなで手分けして作成します。最後に皆さんお一人お一人の願い事を短冊に書いていただきます。高齢の利用者さんも子どもたちもそれぞれの願い事を書きます。「家内安全」や「野球選手になりたい」「宝くじに当たりますように」「家族みんなが元気ですごせますように」などさまざまです。笹につけた短冊や折り紙が風に揺れて、とてもきれいです。
7月の後半になると子どもたちが楽しみにしている夏休みになります。暑くても子どもたちは元気いっぱいに思い思いの遊びを見つけて遊びに熱中します。
夏と言えば川遊びやバーベキューが恒例となっていますが、両方大好きなひさくんのベストショットのとれることが今から楽しみです。
小学校1年生からにこにこを利用しているひさくんは4年生になり、いろいろできることが増えてきて、言葉もたくさん出るようになってきました。ボルダリングにチャレンジした時も、最初はスタッフにお尻を支えてもらわないとできなかったのですが、一人で登れるようになってきました。
放課後等デイサービスや生活介護の支援の中で、利用者の皆さんに、季節に応じた様々な生活体験や社会体験を経験してもらい楽しみを見つけたり、成長してもらうことを目標に活動をしています。
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